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七夕の夜、豪華キャストが浴衣で勢揃い!
「君の名は。」完成披露試写会舞台挨拶

2016年07月07日

「君の名は。」完成披露試写会舞台挨拶

<左から、市原悦子さん、谷花音さん、上白石萌音さん、神木隆之介さん、長澤まさみさん、新海誠監督>

気鋭のアニメーション映画監督・新海誠監督の最新作「君の名は。」の完成披露試写会舞台挨拶が7月7日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、本作で声優を務めた神木隆之介さん、上白石萌音さん、長澤まさみさん、谷花音さん、市原悦子さん、そして新海誠監督が登壇いたしました。
「秒速5センチメートル」(07年)、「言の葉の庭」(13年)など、鮮烈にして繊細な世界観を表現してきた新海ワールドは、日本のみならず世界からも高い評価を受けています。
七夕だったこの日、豪華キャスト陣と新海監督が素敵な浴衣姿で登場! 短冊に書いたそれぞれの願いを披露しました。招待された観客の当選倍率200倍。全国のTOHOシネマズにも生中継されたイベントの模様をレポートします。

神木隆之介さん(立花瀧役)

ついに、皆さんに観てもらえる日がきたなと嬉しい気持ちでいっぱいです。僕自身、新海監督の大ファンでこの作品に携わることができて本当に嬉しいです。今、ここに立っていられて幸せです。
上白石萌音さん(宮水三葉役)

こんなに七夕が待ち遠しかったのは、生まれて初めてというくらいワクワクしていました。そして今日は、私が大好きな地元の鹿児島にも中継されているということで、「かごまの皆さん、ゆくさ、おじゃったもした」。国内初お披露目ということでドキドキしていたんですけれど、鹿児島の皆さんとつながっているので心強いです。今日は楽しんでいってください。

MC:上白石さん、鹿児島の皆さんへの挨拶はどんな意味でしたか?

上白石さん:
わからないですよね(笑)。「ようこそ、いらっしゃいました」って意味です。
長澤まさみさん(奥寺ミキ役)

今回は憧れの先輩の役を演じました。しっとりと大人っぽい奥寺先輩を演じられたんじゃないかなと思います。アフレコは楽しかったです。たくさんの方に観てもらいたいなと思います。私の地元にも中継がつながっているということで、特に方言はないんですけれど(笑)、磐田の皆さんようこそいらっしゃいました。楽しんで観ていってください。
谷花音さん(宮水四葉役)

この映画は、何回も観たくなる映画なので、ぜひ皆さんも今回だけでなく8月26日に公開された後も観てくれたらなと思います。今日は、楽しんでいってください。
市原悦子さん(宮水一葉役)

私の役名は、一葉と言います。そして、娘が二葉、孫の三葉に、四葉。女性家族です(笑)。若い人たちに囲まれて珍しいお仕事でした。ありがとうございました。ゆっくり楽しんでいってください。
新海誠監督

わざわざ足を運んでくださってありがとうございます。全国の映画館で中継で観てくれている皆さんも、本当にありがとうございます。僕の出身は長野県なんですが、TOHOシネマズ上田かな? 上田にいる方もありがとうございます。今日は楽しんでいってください。この作品は、何百人ものスタッフが関わっている大きな作品です。作画監督の安藤雅司さんをはじめとして、たくさんのスタッフが後ろにいます。今日は皆を代表して来ました。楽しんでいってください。


MC:当選倍率200倍。全国1万人の方が観ていますが、こうしてお披露目となった今、改めてどんなお気持ちですか?

新海監督:
1週間前まで作業をしていたので、あんまり完成したという実感がないです。完成した後はスタジオに向かう道がいつもと違った風景に見えるかなと思っていたんですが、変わらずにどんよりとした街並みでした(笑)。今日、皆さんに観てもらったら帰り道が少し違って見えるかなと期待しています。

MC:本作は先日、アメリカでのワールドプレミアに参加して北米配給も決まりました!

新海監督:
ありがとうございます。アメリカは3400人のプレミアだったんですけれど、反応がすごくビビットでした。皆さんにも伝えたかったですね。展開の一つ一つに叫び声を上げて、笑い声と泣き声が絶えない107分間でした。こういう風に映画を観たら楽しいだろうなって思いました。皆さんも良かったら、泣いたり、笑ったり、声を上げたりして観てもらえたら楽しいんじゃないかなと思います。

MC:神木さん、さきほど新海監督のファンと言っていましたが、今回参加されてどうでしたか?

神木さん:
信じられないぐらい嬉しかったですね。本編のアフレコをする前に特報を上白石さんと録ったんです。2人で「あー、いい映画だね」って言っていました。自分たちがアフレコするのが現実味がないぐらい、すごく嬉しかったんですよ。なので、本当に誇りに思っています。

新海監督:
神木さんは本当に僕の作品に詳しくて僕が忘れていることをたくさん語ってくれるんです。こちらの方こそ光栄でした。最初から僕がキャラクターに求めている声のトーンを、神木さんはまっすぐ表現してくれました。本当に勉強熱心だし、本当に好きでいてくれているんだなと実感しました。

神木さん:
ありがとうございます。

MC:神木さんと上白石さんは入れ替わるということで、男の子、女の子、両方の役を演じたと思うんですけれど、神木さん、上白石さん、難しくはなかったですか?

神木さん:
難しかったです。やりすぎてもダメですし、やらなすぎても役が変わったかどうかわからないし、絶妙なバランスが必要でした。それを声だけで表現しなくてはならないということで本当に難しかったです。

上白石さん:
私には声優のお仕事というだけでハードルが高かったです。しかも入れ替わった三葉を神木さんが完璧に演じるんです! 本当にかわいくて、焦りました。自分が演じる三葉より何百倍もかわいくて、監督に何回も「上白石さんもう少しかわいくお願いします」とか「もう少し女の子っぽくお願いします」とか言われました。男女の垣根を超えて演じられるんだなと感動しました。

MC:もし現実で男女が入れ替わったら、何をしたいですか?

長澤さん:
なんですかね。何をしたいですか (笑)?

上白石さん:
私は前から男の子になってみたかったのでいろいろと想像していたんですよ。一番はダンクシュートがやりたいですね。

神木さん:
それは、男子でもなかなか出来ないことだよ。

上白石さん:
私はすごく身長が低いので、男の子に入れ替わるなら背が高くて運動神経のいい人と入れ替わって、バスケットボールの試合の時にダンクシュートをバンバン決められるようになりたいんです。

神木さん:
ダンクシュートはバスケットボール部の方でもなかなか...。バスケットボール部の友達もいますけれど難しいみたいですよ。ジャンプ力も必要となってきますし...。いや、でも、大丈夫ですよ! できます!

上白石さん:
がんばります。

神木さん:
僕はカラオケに行きたいです。女性ボーカルの歌を歌い尽くしたいです。もし入れ替わったら、僕はカラオケに直行です。

長澤さん:
監督はなにかありますか?

新海監督:
僕は、音楽を担当してくれたRADWIMPSの野田洋次郎さんと、「そりゃあ、一通り試すよね」っていう話をしましたね。声もそうですが、(男女で)全然違うと思うのでいろいろと試します。長澤さんはどうですか?

長澤さん:
試します(笑)!

MC:上白石さんは、東宝シンデレラの先輩、長澤さんと共演されてどうでしたか?

上白石さん:
事務所に入ってから、長澤さんと同じ作品に出演するというのが一つの大きな目標でした。それが叶うと知った時は、ものすごく嬉しかったです。その反面、もっと成長してから同じ作品に出たいなとも思っていたので、私にはまだ早すぎると思いました。アフレコ期間中は同じ控室を使ったんですけれど、緊張をほぐしてもらったり、いろんな話をしてもらってすごく幸せな時間でした。

MC:長澤さんはいかがでしたか?

長澤さん:
最初に作品の絵を見た時に、台本で読んでいたイメージとは違っていてビックリしました。「こういう女性だったんだ」とイメージが変わりました。そこから監督と一緒にキャラクターをつくっていったんですけれど、"大人っぽさ"や"憧れ"というのを一番大事にしました。

新海監督:
最初、「派手な子なんですね」って言っていましたよね。アニメのキャラクターで口紅をつけているキャラクターって特殊な立ち位置なんですよね。誰もが好きになるような女の子をアニメでやってしまうと、記号的な少しのっぺりとしたキャラクターになってしまうんです。けれど長澤さんの声というのは、「この子、今、言ったことと全然違うことを考えているかもしれない」っていうような深みをキャラクターに与えてくれました。さすが先輩って思いましたね(笑)。

MC:花音ちゃん、今回は方言もあるセリフも多くて難しくなかったですか?

谷さん:
難しかったです。イントネーションがちょっと違うだけで意味が変わってしまうので、何回もやり直したこともありましたね。

MC:市原さん、若い世代のキャストの演技、いかがでしたか?

市原さん:
とにかく若い人たちと一緒にやるのが嬉しかったです。完成した作品を観たら、若者たちがものすごく切なく観えました。不安定で自分探しをしていて...、求めるものが求められていない。なんて切ない若者たちなんだと思いました。そんな人たちが不安定な中で熱い気持ちで相手や、生活を求めている。そういうのがとってもいいなと思いました。いろんな要素が含まれていましたね。
終わってみたら、福島、熊本、神戸のこと、広く言うなら、原子爆弾、広島、長崎のことも観ていて思い浮かびました。そういうことを忘れちゃいけない。もっと心に刻んでいなきゃいけないという思いが監督の中にあったんだろうなと思いました。そのことにも感心しました。あとは音楽が好きでした。とても良かったです。


MC:ここからは、特別企画です。皆さんに、七夕の日のお願いごとを発表してもらいたいと思います。

神木さん:
僕は新海監督が大好きなのでもっとお話したいです。なかなかお話できる機会もなかったので、「僕は新海監督とカフェに行きたい」です。食事というよりもカフェに行きたいです。ゆっくり開店から閉店までいたいです。

新海監督:
ちょっと重いんですよ(笑)。

神木さん:
あれ? カフェって気軽な感じにしたのに...(笑)。

上白石さん:
私は、織姫と彦星が年に一度出会える日ということで、「いつか運命の人に出会えますように」です。瀧と三葉は、運命で出会うべくして出会った2人で素敵だなと思います。私もいつか瀧と三葉みたいな運命的な出会いをできたらいいなと思います。

長澤さん:
(映画とは)関係ないことなんですけれどいいですか? 「いつか宇宙に行ってみたい」です(笑)。

谷さん:
これは、毎年お願いしているんですけれど、「今年こそ泳げるようになりたい」です。小学2年生の時に「7daysチャレンジTV~一緒に、未来貢献。~」という番組で、1週間でどれぐらい泳げるようになるか挑戦したんです。その時は今よりも泳げたのですが、また泳げなくなってしまったので、今年こそ最高学年として泳げるようになりたいです。

MC:神木さん、小さい頃は水泳が苦手だったそうですね?

神木さん:
今でも苦手です(笑)。克服していないです。今でも水がかかるとちょっとビビります。

MC:花音ちゃんにアドバイスをお願いしたいんですけれど...。

神木さん:
シュノーケルって知っている? それ付ければ泳げるようになるよ。

谷さん:
わかりました(笑)。

市原さん:
私もこの映画と関係ないんですけれど、「京都宇治の平等院の天女になりたい」です。お芝居をする時も天女でいたい、麻雀をする時も天女でいたい、テニスをする時も天女でいたいです。大好きなんです。平等院の天女が舞っている欄間のそばにいると気持ちが落ち着いて、自分も天女になった気持ちになるの(笑)。

新海監督:
僕は上白石さんとちょっと似ているんですけれど、「この作品が運命の観客と出会えますように」ですね(会場拍手)。この映画が自分のための一本だったというように、1人でも多くの人に思ってもらえたら、つくった甲斐があるなと思います。そうでありますようにという願いを込めています。

MC:最後にメッセージをお願いします。

神木さん:
皆さんが今日ここに来て良かったなと思ってもらえる作品になっています。ぜひゆっくりと新海監督の世界に浸ってください。今日は本当にありがとうございました。

新海監督:
この映画はすべての思春期の人たちのためにつくった映画です。思春期といっても、6歳ぐらいから思春期の人もいるでしょうし、50歳ぐらいでも思春期の人もいると思うんです。僕は40歳を超えていますが、まだ思春期を引きずっています。そういう意味ではたくさんの人に届く作品なんじゃないかと信じています。楽しんでいってください。

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