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新海誠監督最新作ついに公開!
さらに世界配給も決定!!

2016年08月28日

「君の名は。」公開記念舞台挨拶

<中央左から、新海誠監督、上白石萌音さん、神木隆之介さん、長澤まさみさん>

「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などの話題作を世に送り出してきた新海誠監督の最新アニメーション映画「君の名は。」の公開を記念し8月28日、舞台挨拶が開催されました! 新海監督をはじめ、声優を務めた神木隆之介さん、上白石萌音さん、長澤まさみさんが登壇しました。すでに公開2日間で観客動員数は59万人を突破! 海外配給も決定し、早くも話題は海外でのレッドカーペットに...? 熱狂の舞台挨拶の模様をレポートいたします。


神木隆之介さん(立花瀧役)

無事に公開されて感謝の気持ちでいっぱいです。この舞台にいま、みんなと立てていることをうれしく思います。上映後ということで楽しく話せていけたらと思います。

MC: 神木さん、先ほど手首に何か着けていらっしゃいましたが...?

神木さん:
三葉からもらったやつを着けています!

上白石萌音さん(宮水三葉役)

自分が思っていた以上にたくさんの感想や反響をいただいて、本当に公開されたんだなってじわじわと実感がわいてきています。短い時間になるかと思いますが、せっかくの晴れ舞台なのでみなさんと楽しめたらと思います。

MC: 今日は髪形が...?

上白石さん:
三葉です!

新海監督:
三葉がいたらこんな感じなんだろうなと。写真撮っちゃいました。かわいいです。

長澤まさみさん(奥寺ミキ役)

すでにたくさんの方に観てもらっていると聞いて、嬉しさでいっぱいです。二人の初々しさが、本当に役になったかのように、憑依したかのように生き生きとしている作品で、心がきれいになる、不思議な思いにさせてくれる、年齢を問わず楽しんでもらえる作品になっています。まだ公開したばかりなので、これからも多くの人に楽しんでいただけるよう、旅立っていってくれたらと思います。
新海誠監督

公開三日目ということで、もしかしたら二回目、三回目の方もいるかもしれません。映画を観終わった後でさらにお話を聞くのは大変かもしれませんが、僕にとって今日は大事な日で、神木くんと、萌音ちゃんと、長澤先輩と...(笑)。

長澤さん:
監督のほうが先輩ですよ!

新海監督:
四人で壇上に立てる日が来るなんて、今でも信じられません。もう少し、お付き合いいただき、楽しんでいただけたらと思います。


MC:土日で59万人を動員です! おめでとうございます。

神木さん:
59万人...?

MC:社会現象に近いメガヒットです。

神木さん:
そうなんですね。嬉しいです。

MC:神木さんと上白石さんは、公開したら映画館で観たいと言っていましたが...

上白石さん:
行きました!

神木さん:
行きました!

神木さん&上白石さん:
昨日!

新海監督:
一緒の回に? 

神木さん:
違います(笑)。僕は夜の回で。

上白石さん:
私は昼の回に行きました。

神木さん:
昨日で観るのは三回目なんですけれどやはり感動しました。一回目は瀧と三葉の「入れ替わり」のところが「どうかな...?」とか、自分と切り離せないで不安もありつつ観ていたけれど、三回目になるといい意味で切り離して観ることができる。これからいっぱい、ファンとして観たいです。

上白石さん:
試写で観たときは、不安だったのと、怖くて、ハラハラしながら観ていたんです。キャンペーンの中で監督に「大丈夫。」とずっと言ってもらって、昨日は安心して観ることができました。初めて観た時よりも泣けました。幸せな時間でした。また行きます!

MC:長澤さんも周りの反響などはいかがですか?

長澤さん:
私は仕事で行けなかったんですが、昨日、母が観に行ったみたいで。音楽にもとても感動していて、RADWIMPSの曲って、若い人が好んで聴くって印象があったけれど、どの年代の人も感じる何かががあるんだなぁって思いました。

新海監督:
先ほど59万人という数字を聞いても何のことやらさっぱり分からないのですが...。これまで小さな規模で映画を作ってきたので、数字のことが分からず、不思議だなと思います。10年間ずっと作ってきたので、昨日、都内、神奈川と舞台挨拶で劇場を回って、最前列には10年間追いかけてきてくれている、知っている人たちがたくさんいたんですが、今日、こうして六本木に来ると知らない顔が並んでいます(笑)。新しいお客さんに観てもらえたんだな、と嬉しいです。

MC:公開前は「まだ達成感がない。」と言っていましたが...。

新海監督:
まだよくわからないですね。でも完成したんだなという感じはします。

MC:瀧と三葉の入れ替わりの演技に絶賛の声が届いています。演じてみていかがでしたか?

神木さん:
(観客に)大丈夫でした?

■会場からは大きな拍手

MC:どうやって表現されたんですか?

神木さん:
役者って声のお仕事をやらせてもらう機会がなかなかなくて、ただでさえ難しいのに、しかも入れ替わる...。中身は100%三葉だけれど声帯は瀧なので...。高すぎてもダメだし、低すぎて変わっていないと思われてもダメ。「みなさんに自然と入れ替わっているって思ってもらえるってどんな声? どんな音なんだろう...?」って思って、難しかったです。(拍手に)不安だったので、安心しました(笑)。

MC:上白石さんは、神木さんの演技を実はすごく参考にされたそうですね?

上白石さん:
そうなんです! 神木さんのアフレコを見学していたら、三葉をやるときの神木さんの体勢が後ろから見ていて完全に「女の子」なんですよ。内またで、手の動きとかも三葉! それを見てひらめきました。体は映らないけれど、それは声で伝わるんだなって。私も、仁王立ちで、ポッケに手を入れてみたり、見た目から「男の子」になれるように意識しました。

MC:長澤さんは、男性が憧れる先輩の声でした!

長澤さん:
最初に監督の声が入ったガイドの映像と台本をもらったんですけれど、第一印象は、奥寺先輩はもっとギャルで、キャピキャピしていて、突き抜けた明るいイメージだったんですよ。それがリハーサルで、色がついたほぼ出来上がった奥寺先輩の映像を観て、ガラリと印象が変わって、だいぶ大人になっていました。驚きはあったけれど、監督が私のイメージに合わせてキャラクターを変えてくれたと聞いて、自分で考えていたプランじゃなく、監督が作ってくれたキャラクターにあるような、「しっとり」じゃないけれど(笑)、女性っぽさがある方がいいのかなって意識しました。

新海監督:
先輩のイメージです!

MC:神木さんご自身の中には、「女性っぽさ」があるんでしょうか?

神木さん:
ありますよ! かわいいものが好きなんですよ、かわいいものに目がいっちゃう...。

長澤さん:
例えば(笑)?

神木さん:
この(手首の)グッズもそうですけれど、「あ、かわいい、ピンクじゃん!」とか。「かっこいいもの」と「かわいいもの」があったら、どちらかというと、形とか色とか、かわいいものに反応するんですよ。そういうところが女の子っぽいかな?

新海監督:
(神木さんの中には)明確に女子が住んでいますよね。高校生くらいの女の子が(笑)!

神木さん:
明確ですか(笑)?

MC:逆に上白石さんの中に男性っぽいところはありますか?

上白石さん:
結構あると思います。小さい頃、幼馴染が男の子ばかりで、木に登ったり岩に登ったりして遊んでいたので自然に。今回、プロモーションで全国を回って思ったのが、旅に出るときの荷物が少ないんですよね。三泊くらいならリュック一個で済みます。持ち物が最小限なところは男の子っぽいなと思います。

MC:長澤さんはいかがですか?

長澤さん:
男っぽいところ? なんだろう?

神木さん:
(上白石さんに)見ていて思う? 先輩って男っぽいなと...。

上白石さん:
会った時とか(挨拶が)「おう!」とかで、カッコいいです!

神木さん:
あぁ、今日も「おう!」って言われた!

長澤さん:
男だね、普段から(笑)。

MC:新海監督はいかがですか?

新海監督:
女性らしいところですか? それはないと思うけれど...。物語を描くとき、よく「男の作家には女の気持ちは分からない」などと言われるけれど、僕にはそれはないと思っています。いかに想像するか? 人のことを好きになるっていうのは...。例えば萌音ちゃんのことを好きになるって、ひたすら萌音ちゃんのことを想像するということ。萌音ちゃんの気持ちで何が書けるかと思う。瀧と三葉に起こったこともそうで、入れ替わるけれど、お互いに惹かれるって、「どういう子なんだろう?」って瀧が三葉の周りの景色を見て想像したってことですよ。想像すれば、男女の垣根は関係ないと仕事上では思いますね。

MC:さらに嬉しいニュースですが、「君の名は。」全世界85の国と地域で公開が決定しました。

神木さん:
すごい!

MC:「結び」が世界へ。

新海監督:
結びが。うまいこと言いますね。嬉しい、信じられない気持ちです。ただ、グローバルな作品、ユニバーサルなものを作ろうとしたわけじゃなく、自分たちの身近にある神社とか、自分たちが暮らしてきた風景を描きたかったんです。そういった意味でも日本を描こうという思いでしたし、すごくローカルなものを作ったつもりです。それを世界で観てもらえるって嬉しいです。世界の人がどう感じてくれるか気になります。(瀧と三葉の)入れ替わりとか、楽しんでもらえるといいですね。

神木さん:
いいですね! みんなでレッドカーペット歩きたいですよね。レッドカーペット!

MC:これまで長澤さんはカンヌをはじめ、レッドカーペットをたくさん歩いていますが、みなさんにアドバイスがあれば!

長澤さん:
そうね。堂々と歩けばいいんじゃない?

神木さん:
さすがっす!

上白石さん:
どういう衣装を着ればいいですかね?

長澤さん:
素敵なドレスを。自分に似合うものを着ればいいんじゃないですかね?

神木さん:
さすがっす!

上白石さん:
勉強になります!

新海監督:
先輩、何でも似合いますからね。

長澤さん:
怖いなぁ...。でも行ける機会あったら楽しんだほうがいいと思います!

神木さん:
レッドカーペットを歩くことができたら世界の人に観てもらえているって実感がわいて嬉しい気持ちになると思います。

MC:最後にみなさんにメッセージをお願いします!

神木さん:
みんなが一生懸命作った映画でこんなたくさんの方に観ていただけて、嬉しい気持ちでいっぱいです。みなさんの中でこの映画が心に残る名作の一本になっていたらいいなと思っています。

上白石さん:
私にとってこの映画は本当に大きな映画です。俳優としても一観客としてもこの映画が大きなスクリーンで上映されている時代に生まれてよかったと思っています。私は、もしかしたら、三葉に出会うためにいままでお芝居してきたんじゃないかって思うくらい大好きで、今でもここにいるのが夢なんじゃないかと思うくらい幸せです。みなさんにとって、この映画が人生に必要な映画だと思ってもらえたら幸せです。

長澤さん:
新海監督の作品は、映像を観てると匂いが漂ってくる作品が多いなと思いました。この作品もそうで、五感で感じて観られる作品になっていると思います。心を揺らして楽しんで、涙していただけたらいいなと思います。

新海監督:
素晴らしいキャストに恵まれ、この映画の音楽もRADWIMPSが一年を費やしてくれて、画作りもスタッフ200人くらいが一年半、才能を注ぎ込んでくれて素晴らしい映画にしてくれました。誇れる映画ができたという気持ちです。「結び」という言葉がありましたが、みなさんの心にこの映画が残って、結び付けば作った甲斐があったなと思います。

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