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日本一撮られない男がパパラッチ役に!
「SCOOP!」完成披露プレミア試写会

2016年09月18日

「SCOOP!」完成披露プレミア試写会

<左から、大根仁監督、滝藤賢一さん、二階堂ふみさん、福山雅治さん、吉田羊さん、リリー・フランキーさん>

「モテキ」、「バクマン。」と次々に話題作を生み出す大根仁監督の話題作「SCOOP!」の完成披露プレミア試写会が、9月18日東京・渋谷ヒカリエホールにて行われました。
原作は1985年に製作された伝説の映画「盗写 1/250秒」。"日本一撮られない男"福山雅治さんがパパラッチ役を熱演したのをはじめ、コンビを組む新人記者を二階堂ふみさん、芸能・事件を取り仕切る副編集長を吉田羊さん、グラビア班を仕切るもう一人の副編集長を滝藤賢一さん、そして怪しい情報屋をリリー・フランキーさんが演じ、彼ら豪華キャストが舞台挨拶に登場しました。2016年、最もスキャンダラスでスリリングな圧倒的エンターテインメント大作がついにベールを脱ぎました。
イベントでは、800人の観客を前に、福山さんをはじめ、キャスト陣、監督が撮影秘話やそれぞれの役づくり、本作の観どころについて大いに語りました。さらに、撮影現場でキャッチした共演者のスクープも披露。笑いと興奮に溢れた完成披露プレミア試写会の模様をレポートいたします。


福山雅治さん(都城静役)

まだ皆さん、映画を観ていないんですよね? 話せることが少ないですけれど、そんな中でもなるべく映画の内容であるとか、舞台裏とか、時間の許す限り、お話していきたいと思っています。この時間を楽しんでいってください。 
二階堂ふみさん(行川野火役)

今日は集まってくださってありがとうございます。短い時間ですが、楽しんでいってください。
吉田羊さん(横川定子役)

こんなにたくさん集まってくださってありがとうございます。皆さん、生・福山雅治に興奮していると思いますが、私も撮影以来、久しぶりにお会いしまして、大変興奮しております。最後まで楽しんでいってください。
滝藤賢一さん(馬場役)

今日という日を皆さんと迎えられて、とても嬉しいです。短い時間ですけれども、楽しんでいってください。
リリー・フランキーさん(チャラ源役)

役名を言っただけで、半笑いされますね(笑)。今日、初めて皆さんに観てもらえるということで、生放送もあるし、お偉いさんもいっぱい来るし、(この作品での)初めての舞台挨拶なので、「とにかくお前はしゃべるな」と、先日、監督から連絡をもらいました(笑)。
大根仁監督

最初にこの企画をもらった時に、「福山雅治で映画をつくってくれないか」と言われて、何かの冗談かと思いました。自画自賛するわけじゃないんですけれど、自分がつくってきた映画の中でも一番おもしろいものができたと思います。こんな福山雅治がスクリーンで観たかったという作品に仕上がっています。ぜひスクリーンでご覧ください。


MC:監督、福山さんとの初タッグはいかがでしたか?

大根監督:
こう見えて、同い年なんですよね(会場笑)。同じ人間ですよ(笑)。僕は深夜ドラマからずっとやってきて、全然違うところを歩んできたんですけれど、同世代でもあったので、共通する音楽の趣味などがありました。会っていろいろと話している中で、福山雅治のパーソナルな部分とか、下ネタが上手なところなどを、役に注入していきました。都城静という役は、二人で作り上げていったという気がしますね。

福山さん:
現場でのお話なんですけれど、(大根監督は)すごく優しいんですよ。もっと厳しいかと思っていました。同い年ということもあり、ちょっといじめられるんじゃないかなと思っていたくらいです(笑)。女優さんたちにはわからないですけれど、僕には優しかったですよね。

大根監督:
僕はこう見えてフェミニストなので、女優に対しては優しいんですけれど、俳優に対しては放置プレーなんです。福山雅治に対しては、女優を撮るつもりで接してみようと思ったんです。いかに、エロく、かっこよく撮るかということに集中しました。その分、女優たちには放置プレーだったんですけれど...。

MC:写真週刊誌の編集部でパパラッチを徹底的に取材されたとお聞きしました。

大根監督:
そうですね。主に、『FRIDAY』と『FLASH』に、何度も行って、張り込み班といわれる人たちを取材させてもらいました。具体例は言いませんが、某大物女優を一緒に尾行したりしました。その様子をビデオに収めて、一緒に見せてもらったりしました。

福山さん:
そうなんです。僕も見せてもらいました。僕も職業柄、尾行されたりすることがあるんですね(会場笑)。いや、あるんですよ! その資料を見ると、すごく緻密でわかりにくく追いかけている部分もあれば、わりと大胆に追いかけている部分もあって...という感じで、非常に興味深かったです。

MC:本作への出演オファーを決めた決め手は?

福山さん:
「大根監督とやってみませんか?」というお話をもらって、その段階でもう、「ぜひやります」と言いました。(大根監督の)作品は全部観ていました。役柄については、撮られる側じゃなく撮る側を演じるのには、すごく興味がありました。どういう撮り方をしているのか、どういう追いかけ方をしているのか...。人によっては、ついて来られて、「どうも、お疲れさまです」とお茶を出して話しかける人もいるようなのですが、僕はそういうのはできないタイプなので、どういう風になっているのかなって興味がありました。でも、キャラクターうんぬんより、今回は監督とご一緒させてもらえるっていうことが、一番の決め手でした。

二階堂さん:
大根さんとフリーマーケットでお会いしまして...。

大根監督:
友達とフリーマーケットをやっていて、そこにふみちゃんが遊びに来たんです。

リリーさん:
フリーマーケットをやっている監督って何だよ(会場笑)!

大根監督:
ぼくの友だちとふみちゃんが知り合いで、フリーマーケットに遊びに来ていて、「二階堂ふみだ!」って思って、「そうだ! あの映画の相手役はふみちゃんがいい」って、その場でふみちゃんに「来年、福山くん主役で映画を撮るんだけれど、相手役やらない?」ってオファーをしました。「やります」とふみちゃんが言ったので、「明日、事務所に電話しておく!」っていう流れでしたね。

二階堂さん:
事務所を通してではなくて、直接、監督からお話をいただけることは、すごく嬉しかったです。

MC:撮る側の役を演じてどうでしたか?

二階堂さん:
すごく楽しかったです。なるべく可愛くきれいな格好をしている時に撮られたいなっていう気持ちがあったので、「こういう車がついてきている時とかは撮られるんだな」ということが今回わかりました。(撮られそうな時がわかっていれば)お出かけの準備もできますし、できれば展示会とかのものが届いたタイミングで撮ってもらえればいいなと思いました(笑)。

MC:吉田さんの出演の決め手は?

吉田さん:
大根監督の作品に出たかったというのが大きいですね。「モテキ」という映画を観た時に、生々しさとファンタジー、一見反するものを見事に両立させている監督の現場ってどんなだろうと思いました。その作品の中で自分がどう映るのか観てみたいという興味が一番大きかったです。あとは、日本の映画界を背負って立つ皆さんと演技ができる機会はそうそうないですし、これはおもしろい作品になる気しかしないなと思って出演させてもらいました。あと実は、「そして父になる」という映画で福山さんの元カノ役で出演しているんですが、尺の問題で私は出たり、出なかったりしているので、この作品でリベンジを果たしたいなと思いました。

MC:滝藤さんの出演の決め手は?

滝藤さん:
もちろん大根さんが撮るということと、あとはここにいる共演者の方と一緒にお芝居ができるということです。それから助演男優賞が狙えるポジションだと思ったので...(笑)。僕も40歳ですから、賞が欲しいです。

MC:リリーさんの出演の決め手は?

リリーさん:
大根さんの作品には、今まで出してもらっているので、仕方なくというか...(笑)。あとは共演者の方々もおもしろい方で、現場でお会いしたことがなかったので、お会いしてみたいなっていうのがありました。福山くんとは、お互いに忙しくて、会う時間がどんどん少なくなってきているので、一緒に仕事をしたらもっと会えるかなって思いました(笑)。

大根監督:
リリーさん、出番のない日でも現場に来ていましたからね。

リリーさん:
行きたくなる現場だったんです。最初はすごくたくさんのAV女優の方が来ているっていうだけで行きましたけれど...(笑)。後半は、撮影現場がおもしろくて、自分の出番がない日でも見に行きたいという気持ちがあったんですよね。

MC:皆さん、撮影に向けて準備したことはありましたか?

福山さん:
衣裳ですね。役作りという感じではなかったのですが、普段、僕が着ないタイプの衣裳だったので、この役は(衣裳を)着慣れないとダメだなと思って、この衣裳に決まった時から、家でも着て、撮影に入る前からその衣裳でレコーディングをしていました。パッと現場に行ってパッとその場で役に入れるタイプじゃないので、まず、衣裳の力を借りて役をちょっとでも馴染ませていけたらいいなと思って、それはやっていました。革ってやっぱり長く着ていくと自分の型になっていくので、自分の形になったらいいなと思って持って帰って着ていました。

MC:日常生活から着ていると変に思われなかったですか?

福山さん:
そんなに変ですか? 僕の...。

MC:そんなことないです。結構、派手な衣装なので。

福山さん:
その服で街を歩いたりしたんですけれど、全然気づかれなかったですね。

二階堂さん:
私は大根監督とご飯に行きました。

大根監督:
行きました。お寿司を食べに行きました。でもお寿司っていっても、野菜を中心に出してくれるお店で、すごく女子受けのいいお店です(笑)。ねっ?

二階堂さん:
私も、大好きなお店で、「映画のことをお話したいですね」って言って行きました。

大根監督:
役のことをいろいろと聞きたいんだなって思っていたら、全然上の空で、お寿司を食べていました。

二階堂さん:
最初の15分で観ている方を巻き込みたいということを聞いたので、30%ぐらいしか理解できていなかったんですけれど、考えてやるというより、現場に行って、周りの方々から吸収したらいいのかなって思いました。すごく楽しく美味しい準備ができたと思います。

吉田さん:
さっきお話にもでた、張り込みのDVDを観させてもらいました。こういう風に後をつけるのかと、しみじみと恐ろしいなと思いました。こんなに手のうちを見せていいのかっていうDVDだったので、戦慄が走りました。

滝藤さん:
僕は肉体を酷使するシーンがあったので、半年間かけて身体づくりをしました。10kg増やして、パンプアップしました。大根さんは「特にやってくれと頼んでいない」と言っていたし、やったはいいですが、肉離れしましたね。

大根監督:
現場でね。走るシーンがあって、僕が90%ぐらい撮り終わったところで急に「動けません」ってなって...(笑)。

滝藤さん:
パチンと切れちゃって...。大根監督が1時間休憩してそこから開始しようって言ったのですが、1時間経っても、とてもじゃないけれど一歩も動けませんでした。準備はしたんですけれどね、とても迷惑をかけました。

福山さん:
すごい身体でしたよ、さっき写真を見せてもらったんですけれど、ものすごくバキバキでした。へその周りもバキバキに割れていました。

吉田さん:
パンプアップするのはいいんですけれど、触らせるんですよね(笑)。「触って、羊ちゃん」って...。それが、ちょっとめんどくさい(笑)。

滝藤さん:
その時に言ってよ。なんでここで言うんだよ(笑)。

大根監督:
映画の中で、肉離れの瞬間もしっかり映りこんでいます。非常にわかりにくいんですけれども、それを確認するためにも何度も観てください。よく観たらわかりますよね?

滝藤さん:
わかります。ガツンと力が抜けたんです(笑)。

吉田さん:
リアルだったんですよね。

リリーさん:
僕は普段、あんまり、準備はしていないんですけれど、監督から、元ボクサーの情報屋と言われて、雰囲気でボクシングに行ったり、ちょっと眉毛を剃ったりしました。まつげエクステに行くとか、ネイルに行くとかぐらいのことですね(笑)。どういう役かは観てもらえればわかると思います。ボクシングは習いに行ったりしたんですが、監督のなかで、ちょっと変則的なボクサーだというのがあったみたいで、習ったことは何一つ生きていないんですけれど...(笑)。

大根監督:
リリーさん、アクションシーンがあるんですけれども、これは、今までのリリー・フランキー史上観たことがない演技だと思いますね。

MC:撮影現場でのエピソード、スクープしたネタを教えてください。

福山さん:
セリフがほぼ、下ネタなんですね。だいたいそういうセリフが書いてあるんですよ。基本的に男の人の下ネタというのは、小さい子どもが「うんこ、うんこ」言って喜んでいるのに近いような感覚があって...。そういうセリフがいっぱいあったので、そういうセリフが書かれてもいないのにそういうことをしたくなるんですよ。吉田羊さんとのシーンでも、書かれていないのに、楽しくなっちゃって下ネタのアドリブを言ったり...。

吉田さん:
アドリブすら、下ネタでしたね。すごくナチュラルでした(笑)。

福山さん:
そのシーンは何回もやったんですね。

吉田さん:
これは、観てもらえばわかります。

福山さん:
楽しくなって、僕は身体をこすりつけながら、演じました。

吉田さん:
そうなんですよ。

福山さん:
なんでも受け入れてくれて...(笑)。

吉田さん:
いやいや(笑)。

福山さん:
それと、滝藤さんの身体もだいぶ触っていましたね。特にそういうセリフだったかなって...、ねっ?

滝藤さん:
はい。とても触ってもらいました。

二階堂さん:
ナイスバディな女性が多く出演されているんですけれど、そのシーンはかなりの頻度でリリーさんが現場に来ていました。あと、大根監督がすっごく楽しそうだったなっていう印象があります。

リリーさん:
そんな楽しいシーンに自分が出ていないことの悔しさを埋めるために、見学しました。僕は、福山くん以外の今日登壇されている方とあんまり、一緒のシーンがなかったんです。撮影の現場を見にいかないと共通の話題がなくなるというか...。
あと撮影が終わった後に、福山くんとご飯食べに行こうということになった時に、福山くんが「スカイツリーに行きたい」って言い始めたんです。週末で、「福山くんがスカイツリーに行ったら、大騒ぎになるよ」って言ったんですけれど、「スカイツリーに行ってみたい」って少年のような瞳で言うんですよ。


福山さん:
その近所で撮影だったから。

リリーさん:
そして、当然あの衣裳を着ているんですよね。静の衣裳のまま帰るんで、撮影終わってもあの格好で帰るし、ヒゲも生えているし...といっても、すごく目立つじゃないですか。それでスカイツリーの近辺に行って、スカイツリーも登ったりいろいろしたんですけれど、誰一人、気づかないんですよ。

福山さん:
そうなんですよ。

吉田さん:
まさか、(福山さんが)いると思わないんじゃないですか。

リリーさん:
まずね、スカイツリーの近辺にいる人って、スカイツリーを見上げていて、ここにいるって気づいていないんですよ。

福山さん:
スカリツリーしか、見ていない。

大根監督:
その後、バーに行ったとか言っていましたね。

リリーさん:
その後は、オープンエアーのカフェに行きました。そこで飲んでいても誰も気づかないんですよ。あの衣裳を着て、家に帰る途中でも都城静が入っているから、今出ている福山くんのオーラみたいなものも、ないんでしょうね。その後はスポーツ用品店に行きました。

福山さん:
ちょうど身体を鍛えるのに、リリーさんも買いたいものがあったんですよね。スポーツ用品店、近所にないかなって探して、そしたら『コカンスポーツ』というスポーツ用品店があって...。

リリーさん:
とにかく名前がいい。

福山さん:
『コカンスポーツ』って、リリーさん、ここしかないでしょって言って、行ってみたんですよ。

リリーさん:
すごく小さいお店なんですよ。

福山さん:
普通の街のスポーツ用品店で、珍しいんですよね。

リリーさん:
グローブが二個しかないのに、ファーストミットが七つぐらいあったんです。年配のご夫婦がやっていて...。

福山さん:
60、70代ぐらいの方がやっている、昔からあるような街のスポーツ屋です。握力を鍛えるグリップが欲しくて、やっていたら、そこのご主人が僕のことを見て話しかけてきたんですよ。さすがにこれぐらいの年齢の方にも、僕も大河ドラマにも出ているから知られているのかなって思ったんです。そしたら、そのご主人が「お兄さん、男前だね、俳優さんでもやったら」って、コカンさんがね(笑)。

リリーさん:
その前にお父さんが「えーあんた、いい男だね、まだ鍛えんの?」って言ったんです(笑)。「カッコいいんだから、俳優になればいいのに」って...。

福山さん:
そうなんですよ。

リリーさん:
その時、僕はすぐに「なれますかね?」って言いました(笑)。

MC:最後に福山雅治さんからメッセージをお願いします。

福山さん:
本当におもしろいです。ここに登壇しているキャストを、皆さん、生で見て「素敵な人たちだ」と思っているかと思いますが、スクリーンで観てもらう役を演じている姿は、今ここにいる我々よりかっこよくて素敵です。(振り向くだけでキャーと歓声が上がる)こんなもんじゃないですよ! もっとかっこよくて素敵な我々がこれからスクープを撮りにいきます。今回のこの映画、大根監督がつくられた最新型の日本を代表する最もおもしろい映画になっていると思います。アクションあり、芸能スクープあり、セクシーあり、全方位型のエンターテインメント作品です。どうぞお楽しみになって帰ってください。

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