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真夏の六本木に季節外れの桜が満開!
浜辺美波、北村匠海、北川景子、小栗旬が写真で12年前を振り返る!
「君の膵臓をたべたい」完成披露試写会舞台挨拶

2017年07月06日

「君の膵臓をたべたい」完成披露試写会舞台挨拶

<左から、月川翔監督、北川景子さん、北村匠海さん、浜辺美波さん、小栗旬さん>

"キミスイ"の愛称で若い世代の圧倒的な支持を集める、住野よる著のベストセラー小説を実写化した「君の膵臓を食べたい」の完成披露試写会を、7月6日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。
ダブル主演を務める女優の浜辺美波さん、俳優の北村匠海さんをはじめ、12年後の現在パートに出演する北川景子さん、小栗旬さん、そしてメガホンをとった月川翔監督が出席。舞台挨拶では登壇者が語る撮影秘話はもちろん、「12年の時を超えて届く感動」という設定にちなみ、キャスト皆さんの12年前の写真をお披露目する一幕もあり、大いに盛り上がりました。さらに壇上には、原作の装丁イラストに描かれ、ヒロインの名前とも関連するなど、本作にとって重要なモチーフである"桜"の花びらが降りしきり、映画「キミスイ」の門出を盛大に彩りました。
感涙・感動作にふさわしい門出となった、本イベントの模様をレポートします。


浜辺美波さん(山内桜良役)

お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。この日を迎えられてうれしいです。
北村匠海さん(【僕】役)

本作は僕にとっての初主演映画となりましたが、これまで参加した映画の中でも一番愛する作品です。その作品がみなさんに届くことが楽しみです。
北川景子さん(12年後の恭子役)

私は桜良ちゃんの親友・恭子の12年後を演じました。本当に素敵な若い二人(浜辺さんと北村さん)が一生懸命に頑張って、こんなに素敵な作品になりました。参加することができて、とてもうれしく思います。今日は二人がたくさん、この作品の話をしてくれると思います。最後までどうぞ楽しんでください。
小栗旬さん(12年後の【僕】役)

みんなが言っているように本当に素敵な映画なので、この後ゆっくり楽しんでください!
月川翔監督

貴重な時間を割いてお越しくださり、ありがとうございます。映画本編と素敵なキャストたちの姿を堪能してください!


MC:主演のお二人にお聞きします。お二人は本作で初共演となりましたが、それぞれお互いの印象を教えて頂けますか?

浜辺さん:
最初にお会いしたのは、(撮影前の)お祓いでした。北村さんは、私が見たことのないような派手というか奇抜というかファンキーな服を着ていたので、「【僕】役とは真逆な方なのでは?」と思いました(笑)。その後、次第に内向的な面がみえ、【僕】役に近いんだなということが分かり、安心して撮影できると思うようになりました。

北村さん:
服装に関しては本当に申し訳なかったです(笑)。僕は音楽活動の時は別人格でいます。けれども、素は内にこもるタイプなので、それをカムフラージュするために夏場はアロハシャツに袴パンツ、それに雪駄を履いて、丸いサングラスをかけていました。そんな変な服装だったので、第一印象は悪かったと思います。ですが、僕が演じた役柄は、僕自身の中学時代の、人との距離の取り方や壁を作る感覚が似ていて、共感できました。それに撮影前から監督と話して【僕】というキャラクターのイメージが一致していたので演じやすかったです。【僕】という人間は理解し難く分かりづらいタイプですが、運良く自分自身の枠の中で演じられるキャラクターに出会えたことは運命だと思えました。しかも初主演にして19歳で出会えてすごくうれしかったです!

MC:北村さん、浜辺さんの印象はいかがでしたか?

北村さん:
浜辺さんの第一印象は、演じた天真爛漫な桜良とは真逆で、映画の中の【僕】に近い(内向的な)感じで自分の世界を持っていそうな方でした。「どう桜良を演じるのかな?」と思いましたが、現場でいざお芝居となると、しっかりと天真爛漫なキャラクターになりきっていました。病を抱えた人の弱さが垣間見える笑顔をはじめ、日を追うごとに桜良が発する言葉に重みを感じるようになりました。

浜辺さん:
確かに自分でも桜良は私自身と真逆のタイプだと思っていました。でも、それを初対面の北村さんに見抜かれていたことに驚きました(笑)。これからはもう少し明るく接して、たくさんの方とコミュニケーションをはかるようにします!

MC:北川さんと小栗さんは、劇中で浜辺さんと北村さんを見守るポジションになりますが、主演のお二人をどのように感じましたか?

北川さん:
原作小説と脚本を読んで、私と小栗さんはスパイスを添える役割で、映画の出来栄えは主演のお二人にかかっていると思いました。お二人は本当に頑張っていました。みずみずしくて、生きることの素晴らしさや、今を大事に過ごすことの大切さが伝わる、二人の骨太なお芝居に感動しました。自分が若いときに(同じように演じることは)絶対にできないと思いました。一見、若い方向けの内容だと思われそうですが、実際にはどの世代の方がご覧になっても、何かを感じる映画になったと思います。

小栗さん:
素晴らしかったです! 自分が出演する映画を観て、こんなに泣いたのは初めてでした。前の席の方に泣いていることを気づかれないように結構涙をこらえました。もしも誰もいなければガッツリ泣いていたと思います。初々しい姿もあり、すごく純粋さが伝わり、心が洗われました。それに冒頭の桜良の笑顔の理由がわかると、「この笑顔がなくならないでほしい!」と思うようになります。

浜辺さんと北村さん:
うれしいです!

MC:小栗さんは出演オファー前に、この原作をご存知だったそうですね?

小栗さん:
主演映画「ミュージアム」の監禁シーンの撮影は本当に監禁状態だったので、待ち時間にできることが読書とかしかなかったんです。そんな時、タイトルはすごいけれど華やかな表紙に惹かれてこの小説を買い、読みました。ほぼ一日で読み終えましたが、やはり泣きました。そのあとで本作の出演オファーがあり、「自分はどの役を?」「まさか高校生?」と考えましたが、映画オリジナル設定のキャラクターということでした。「自分の存在が作品の邪魔にならないように」と思いつつ参加しました。

MC:月川監督は、北村さんと北川さんの桜良からの手紙を読むシーンの撮影方法にこだわりがあったそうですね?

月川監督:
北村くんがメッセージを読む場面は勝負のシーンでした。ですから、現場では極力その話題には触れないようにして、北村くんがあまり構えてそのシーンを迎えないようにしました。それに事前に内容を見せないようにして、本番で初めて目にするようにしました。(恭子役の)北川さんが手紙を読むシーンは、テストまでは手紙ではなく白紙を持つかたちで行い、本番では内容が書かれた手紙と、音声でも手紙の内容を聞かせるという方法をとりました。さらに「たとえ泣き崩れる芝居になったとしてもカメラが追いますから! 一回に賭けたいです!」と言いました。そして北川さんから一発で、ものすごく素晴らしいお芝居が出まして、僕はモニターを見て泣いてしまいカットがかけられなかったです。そしたら北川さんはお芝居を続けて、アドリブで、大友花恋ちゃんが演じる12年前の恭子であれば言いそうな台詞を入れてくれました...。またそれに胸を打たれました。

北川さん:
テストの時は音声はないですし、手に持つのは真っ白な紙だったので、声のトーンや筆跡を想像しながらお芝居しました。(一発撮りと言われた時は)泣けるのか心配でしたけれど、本番ではイヤホンから(浜辺)美波ちゃんが実際に手紙を読んでいる音声が聞こえるし、手紙の文字を目にしたら涙をこらえる方が大変でした。自然と恭子と桜良の関係性が手紙から分かりました。本当に美波ちゃんの優しく透明感のある声が飛び込んできたときに、周りには他の方もいるけれども、その瞬間は恭子と桜良の二人だけの空間に感じられました。あのスタイルで撮ると決めてくれた監督に感謝しています。

MC:北村さんと小栗さんは僕という同一人物を演じたわけですが、何か事前に打ち合わせたことはありますか?

小栗さん:
特に話し合っていないです。そういう時間を今回は作れなかったんですけれど、(北村)匠海くんとは彼が小学五年生の頃に初めて会って、つい最近も別の現場で会っているんです。匠海くんなら多分こういう感じに演じるというイメージが湧いたので、その想像を持って僕は演じました。12年前の【僕】と12年後の【僕】の両方を知る監督から「ちょっと違う!」と言われなかったので大丈夫だと判断しました。ただ、12年後の【僕】は教師になっていて黒板に文字を書くシーンがあるのですが、匠海くんは右利きで僕は左利きなので、匠海くんに合わせて右手で文字を書くように一カ月ぐらい毎日練習をしましたね。それが昨年一番大変だったことです。

MC:小栗さんの役は意外にも地味な役ですよね?

小栗さん:
僕は基本的に地味です! 10代から20代の初めは繊細な役を演じることが多かったので、自分では違和感がなかったです。でも、最近は強い人やヒーロー役が増えたので、自分の中では「こうじゃないのにな」と思いながら過ごしていることがあります。本作を撮影したのが昨年の九月、十月で、そのあとにすごく戦う役が控えていたので体を鍛え始めていたんです。月川監督から「(鍛えた筋肉がわかるため)シャツ一枚の姿にはならないように」と注意を受けました(笑)。

MC:映画の中で12年後が描かれることにちなみ、キャストのみなさんの12年前のお写真をお借りしましたので披露します!

浜辺さんの12年前のお写真

浜辺さん:
家族で出かけた時に撮った四歳の時の写真です。その頃の私はすごく泣き虫でした。 写真を探すのに苦労しました。下着だけだったり、口の周りにぶどうがついていたりして、唯一まともな写真です(笑)。家族揃ってやんちゃで、やんちゃな写真ばかり撮っていました。

北村さんの12年前のお写真

北村さん:
これは七歳の時のもので、僕の後ろには父親が写っています。父は釣りが趣味で、名人と言われるほどの腕前で、僕もよく釣りに駆り出されました。でも僕は魚そっちのけでウニやカニで遊んでいました。性格はこの頃が一番明るかったです。いい時代です(笑)。やんちゃでしたね。ここから数年後の中学一年生で闇を抱えだします。それこそ、中一から中三は【僕】に近い「闇の時代」です(笑)。

北川さんの12年前のお写真

北川さん:
この時は仕事をはじめていて、18歳ぐらいです。雑誌の「Seventeen(セブンティーン)」モデルだったので、その写真だと思います。この頃の取材で「十年後は?」と聞かれて、「女優を続けていられたら」という願望は語っていましたけれど、その願いがかない、今も女優でいられてうれしいです。でも、想像はつかなかったです。

小栗さんの12年前のお写真

小栗さん:
これは22歳から23歳の頃です。「花より男子」の花沢類という役を演じ、小栗旬スイート期です(笑)! 12年も経ったんですね。この頃は今の自分の姿は想像がつかなくて、今こうしてここに立っていられて本当に良かったです!

MC:最後に北村さんと浜辺さんから一言ずつご挨拶をお願いします。

北村さん:
素晴らしい原作から始まり、そして12年後の北川さんや小栗さんの時代設定があるからこそ、本当に幅広い年代の方に楽しんで頂ける映画になったと思います。いま生きているということは本当に素晴らしいことなのだと、僕は映画を観て十代ながらに改めて感じました。最後まで楽しんでください。ありがとうございました!

浜辺さん:
「君の膵臓をたべたい」という衝撃的なタイトルには実はすごく切ない思いや願いが込められていて深い意味があります。大切な人とぜひその意味を確かめてください。本当に美しくて切ない物語です。ぜひ劇場でご覧ください!

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