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杉咲花×神木隆之介×SEKAI NO OWARI
チームメアリとしてトークセッション!
「メアリと魔女の花」チームメアリ結成トークイベント

2017年07月05日

「メアリと魔女の花」チームメアリ"結成トークイベント

<後列左から、米林宏昌監督、SEKAI NO OWARI Nakajinさん、DJ LOVEさん、佐藤二朗さん、西村義明プロデューサー、
前列左から、神木隆之介さん、Fukaseさん、Saoriさん、杉咲花さん>

「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」など、快進撃を続けてきた米林宏昌監督の最新作「メアリと魔女の花」の公開が近づくなか、7月5日に東京・JR新宿ミライナタワーにてトークイベントを開催しました。
本作は、米林監督がスタジオジブリを退社後、初めて監督を務めた今夏最大の話題作。主人公メアリには杉咲花さん、その相棒・ピーター役には神木隆之介さん、その他、佐藤二朗さん、大竹しのぶさん、満島ひかりさん、天海祐希さんなど日本を代表する俳優陣が集結し、作品を盛り上げています。主題歌を担当したのは、SEKAI NO OWARI。この映画のために書き下ろした新曲「RAIN」は、映画の感動をよりいっそう高める歌として、大きな反響を呼んでいます。
今回、映画の公開と主題歌「RAIN」の発売を記念し、主演の杉咲花さん、神木隆之介さんに加え、佐藤二朗さん、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが集結! そして、SEKAI NO OWARIのメンバーを迎えて「チームメアリ」を結成しトークイベントを実施しました。西村プロデューサーが司会を務めるなか、主題歌ができ上がるまでの秘話や質問コーナーなどもあり、監督、キャスト陣がそれぞれの立場で"メアリ愛"を語りつくりました。
ここでしか聞けないトークいっぱいのイベントの様子をご紹介します。


米林宏昌監督

僕と西村プロデューサーはスタジオジブリを退社いたしまして、本当に何もないところから始めました。喫茶店を巡りながら、二人で企画を練っていたんです。そんなところからスタートしたので、このように皆さんの前で映画の話をできるというのは、本当に夢のようです。
杉咲 花さん(メアリ役)

米林監督と再びご一緒できるとは思っていなかったので、本当にうれしかったです。(公開を前に)ものすごくドキドキしています。早く観てもらいたいですね。
神木隆之介さん(ピーター役)

今日は、皆さんがもっと映画を楽しめるようなお話ができたらいいなと思っています。


西村プロデューサー:ピーターを演じてどうでしたか?

神木さん:
さすが、花さま(杉咲さん)ですよ。

杉咲さん:
今回、神木さんと共演できたことがすごくうれしかったです。完成したものを観て、ピーターが本当にカッコよかったです。

佐藤さん:
カッコいいよね。(会場笑)

神木さん:
そんなことないですよ。僕が声を入れたのは、花さまが声を録った後だったんですが、声を聞きながら素晴らしいお声をされているなと思っていました。

佐藤さん:
お声をされている?

神木さん:
(声が)すごくカラフルなんです。メアリが叫ぶシーンがいっぱいあるんですが、喜怒哀楽の叫び声や、メアリの爆発的なパワーなど、バリエーションが豊かで、とても素敵だなと思いながらピーターを演じました。花さまの声を聞いて、僕は初めてピーターになれたというわけです。

佐藤さん:
べた褒めだね。

杉咲さん:
違います。

佐藤さん:
どうして否定するの(会場笑)?

杉咲さん:
収録の順番は私の方が先だったんですが、完成したものを拝見した時に、「神木さんのピーターの声が吹き込まれて初めて、メアリがそこに生きている」と感じました。ピーターがいたからこそ、メアリの天真爛漫な姿を引き出してもらえたのかなと感じました。

佐藤二朗さん(フラナガン役)

(米林監督作品に初参加したことについて)世界に誇る日本アニメの米林監督ですからすごく光栄です。お会いする前に見たのがスタイリッシュな写真だったんで、すごく緊張して収録に行ったんです。でも、お会いしたら、ちょうどその日の服装が偶然ペアルックみたいな感じでした(笑)。そこで緊張が解けました。

米林監督:
佐藤さんが演じられたフラナガンの役が、試写会を観た方からすごく評判が良かったんです。

西村プロデューサー:「フラナガンの印象だけが残る」と聞いたんですが(笑)。

佐藤さん:
そんなことはないです。それじゃ、まずいですよ(笑)。


西村プロデューサー:今日は「メアリと魔女の花」の主題歌「RAIN」が発売になります。これがとても素敵な楽曲なんです。それではここで、主題歌を担当されました、SEKAI NO OWARIの皆さんをお呼びしたいと思います。

「RAIN」の歌にのせて、SEKAI NO OWARIの皆さんが登壇

Fukaseさん(SEKAI NO OWARI)

今回、このようなすばらしい作品の曲を書かせてもらい、ありがとうございます。今日がちょうど発売日なんですが、皆さんに聴いてもらえたらうれしいです。


西村プロデューサー:今回、主題歌をSEKAI NO OWARIの皆さんが担当することになった経緯を教えてください。

米林監督:
今回、「子どもから大人の方まで楽しんでもらえる作品を作りたい」と思っていました。なので、「いろんな方に口ずさんでもらえるような主題歌がいいな」と思い、頭に浮かんだのが、SEKAI NO OWARIだったんです。ただ、映画の上にベタッとくっついているだけじゃおもしろくないので、皆さんには、スタジオポノックにお越しいただいて、絵コンテや出来上がっていた絵を見てもらいました。そこからイメージを膨らませて曲を作ってもらったんです。今日、映画のイベントに来てもらえて、本当にうれしいです。

西村プロデューサー:曲作りは何カ月ぐらいかかったのでしょうか?

Saoriさん:
トータルで半年近くかかりました。オファーをいただいた後、四人でスタジオに伺ったんですが、プロデューサーと監督の熱意がすごくて、「こんな想いで作っているんです。僕らは本気なんです」とおっしゃっていました。「僕たちについて来られますか?」というメッセージを感じました。

米林監督:
そういう言葉ではなかったですが、大きい意味ではそうだったと思います。

西村プロデューサー:スタジオポノックに来てもらって、何か楽曲の参考になったことや、記憶に残ったことはありますか?

Fukaseさん:
最初に出来上がっている絵を見ながら、監督がストーリーを話してくれた時の記憶が一番残っています。その時から曲のイメージは湧いていました。

西村プロデューサー:いつもの楽曲制作と何か違いましたか?

Fukaseさん:
メアリがどういう女の子なのかはすごく重要だったので、お話を聞かなければ作れなかった曲だと思います。

西村プロデューサー:今回、手紙のやりとりもしたんですよね?

Nakajinさん:
最初のデモ曲を提案した時に、西村プロデューサーから長いお手紙をもらったんです。すごくうれしかったんですが、そこからが意外と長くかかってしまいましたね。最初の方向性は良かったと思うんですが。

西村プロデューサー:最初曲を聴いた時、監督がすごく喜んでいたんですよね。

米林監督:
最初のワンフレーズを聴いた時にドキッとしました。本当に心をもっていかれるような感じになって、うれしかったです。「早くこのエンディングがかかる作品を作らねば」と思いました。

西村プロデューサー:皆さんで詞を書かれたとお聞きしましたが。

Saoriさん:
私とFukaseと二人で話しながら書きました。

西村プロデューサー:そういう共同作業がアニメーション制作に似ているんじゃないかと思います。

Saoriさん:
そうですね。私とFukaseとNakajinの三人でメロディは作ったので、チームワークで完成させました。

西村プロデューサー:DJ LOVEさんは...(笑)

Fukaseさん:
LOVEさんは癒し担当です(笑)。LOVEさんがいないと、すぐ解散になってしまいます。とても大切な役割です。

佐藤さん:
何をするんですか? 癒しって?

Saoriさん:
私たちがピリピリとする中、楽屋でハンドスピナーを回したりします。

Fukaseさん:
あとは、けん玉などをします(会場笑)。

西村プロデューサー:神木くんは、昔からSEKAI NO OWARIが好きだとお聞きしています。

神木さん:
ファンです! 

西村プロデューサー:主題歌はもう聴いていますよね?

神木さん:
どうしてあんな美しい声なんですか? 曲の始まり方といい、Fukaseさんの声が毎曲素敵です。今回の曲は、「雨の日に歩きながら聴きたいな」って思います。物語に寄り添っていて、映画を観た後に心を離さないような曲だと思いました。

Fukaseさん:
うれしいです。今回、Saoriちゃんがそこにこだわってくれました。

Saoriさん:
いつもの楽曲はフルオーケストラなんですが、今回は静かなところからいきなり息づかいで「魔法は...」って入る曲で、レコーディングもすごくたいへんでした。その「ま」の言い方が気に入らないとか、息の吸い方がちょっと変とか、「魔法は...」の「ま」が長すぎるとか言いながら、Fukaseくんだけ、七時間連続で歌っていました。

Fukaseさん:
三日連続で、最終日は七時間!

Saoriさん:
「もうちょっと...」って言いながら、最終日は七時間。「魔法の...」の「ま」は相当録りました。

Fukaseさん:
Saoriちゃんの場合は、細かいところを指摘するので、何を言っているか途中で分からなくなるんです(笑)。レコーディングの最後の方は、疲れて、一回歌うたびに横になっていました。頭も使って歌っていましたね。

Saoriさん:
途中で、「歌えないかもな、俺」「この楽曲、難しすぎるもん」とか、急に文句を言い始めたんです。「君ならできるよ」って言い続けて、なんとか録れました。そのかいあって、いいテイクが録れたと思います。

西村プロデューサー:花ちゃんは、この主題歌を初めて聴いた時はどうでした?

杉咲さん:
初めて聴いたのは、アフレコが全部終わったスタジオの中でした。「魔法」という言葉が聞こえた瞬間に、心が緩んでいく感覚になって、急に泣きそうになってしまいました。映画を観終わって映画館を出た後って、急に現実に戻ってしまい、ちょっとさみしい気分になることが多いんです。でも今回の曲は、映画を観終わって、「今度は自分ががんばる番なんだな」って思えるような、現実につないでくれる架け橋のような素敵な曲です。

西村プロデューサー:(佐藤)二朗さん、SEKAI NO OWARIの楽曲はよく...。

佐藤さん:
もちろんですよ。何を言い出すんですか! 正直言います。Saoriさん、好きです。僕はSaoriさんに会うために、今日ここに来ました。Saoriさんの後頭部しか見ていません(笑)。それで十分です。

西村プロデューサー:米林監督、試写会のエンディングでこの曲が流れた時の心境は?

米林監督:
長く時間をかけた映画なので、最後にこの曲が流れた時は、ドキドキしました。この曲とともに、この映画が皆さんのところに届くといいなという気持ちで、エンディングを聴いていましたね。映画の中で雨は降っていないんですが、悲しみの雨だったり、恵みの雨だったり、そういったものが僕たちにいつも降っているんじゃないかと思っています。そんな中でも、虹のような、映画や楽曲が皆さんへの架け橋になって、皆さんの中で何かのキッカケになれたらうれしいです。本当にいい曲を作ってもらったなと思っています。

西村プロデューサー:SEKAI NO OWARIの皆さんは、試写会でエンディングを聴いていかがでしたか?

Nakajinさん:
すごく緊張しましたね。すばらしい作品だっただけに、「最後に僕たちの曲が壊したりしてないかな」って不安でした。

Saoriさん:
試写会で映画を観た時に、私たちの前に監督やプロデューサー、キャストの皆さんがいらっしゃったので、「どんな顔をして観ているんだろう」かと思っていました。でも顔が見えないので、すごくソワソワしながら、手に汗握っていました。

米林監督:
一緒に映画を作った仲間と試写会を観るんですが、今回SEKAI NO OWARIの皆さんや神木さん、花ちゃんと一緒に前を観て映画を観られたことは、本当に幸せなことだなと思いました。映画が終わった後に、みんな笑顔で会場を出ることができたのは、うれしかったですね。

ここで質問タイム

杉咲さん:
歌詞が浮かぶのは、どんな時ですか?

Fukaseさん:
僕は怒っている時が多いですね。何かに怒っている時に、頭の中で考えていることが言葉になり、詞になっていきます。逆に幸せな時って何も思っていないので、あまり言葉が出てこないです。

Saoriさん:
最初にスタジオポノックさんに行った帰りの車の中で、「歌詞、どんな感じにする?」って話しかけたら、「大丈夫。俺、もう考えているから」って言われました。その時に歌詞が浮かんでいたんだと思います。

杉咲さん:
噛みしめて聴きます。

佐藤さん:
DJ LOVEさんがこの映画に出ているという噂を耳にしたんですが、嘘ですよね?

DJ LOVEさん:
僕も気づいてないんですが、出ているみたいですね。

佐藤さん:
嘘!?

Nakajinさん:
僕は気づきました。

Fukaseさん:
メンバーだと、Nakajinしか気づかなかったです。

米林監督:
SEKAI NO OWARIの皆さんが歌ってくださるのが決まった時、思わずうれしくてその時のカットに描いてしまったんです。なかなか見つけにくいんですが、一回見つけると、それにしか見えないですよ。

Nakajinさん:
僕もそこにしか目がいかなかったです。

神木さん:
僕は気づいていないです。

杉咲さん:
私、発見しました! 監督に教えてもらいました(会場笑)。

西村プロデューサー:逆にSEKAI NO OWARIの皆さんから、質問はありますか?

Fukaseさん:
アフレコを行う上での難しさは何ですか?

杉咲さん:
メアリの口の動きに合わせて話すのが難しいです。私がこうかなって話すと、それよりも長い時間、口を動かしていたり。そこに合わせるのが難しかったです。

西村プロデューサー:どたんばでセリフを変えたりとかね。花ちゃん、すごくセリフが多かったですもんね。

杉咲さん:
足りないから、セリフが増えたりもしていました。

Saoriさん:
その場で監督やプロデューサーが指示したりするんですか?

杉咲さん:
そうですね。

西村プロデューサー:(佐藤)二朗さん、アフレコで難しさってありました?

佐藤さん:
いかに自分がいつも、相手役や衣装、持ち道具、表情に頼っているのかがわかりましたね。本当に声だけでした。でも、キャラクターの動きにビシッと合ったなって思う時は、気持ちいいですね。普段の俳優としての演技とはまったく違う、楽しさ、難しさがありました。

神木さん:
口に合わせることも難しいんですが、自分が発している声が、自分が聞いている声と同じとは限らないんです。テンション高くやったつもりが、ぜんぜんテンション高く聞こえなかったという時もあるので、そういう時が難しいなと思いますね。それがすごく新鮮ですし、毎回勉強させてもらっています。

西村プロデューサー:それでは、最後に監督、杉咲さん、SEKAI NO OWARIの皆さん、ご挨拶をお願いします。

米林監督:
無事、皆さんの元に作品を届けることができて、本当にうれしく思います。メアリががんばって前に進む作品となっていて、その最後にSEKAI NO OWARIの皆さんが作ってくださった「RAIN」がさらに皆さんの背中を押してくれる作品です。ぜひ劇場でご覧ください。

杉咲さん:
メアリの前向きで元気な姿と、最後に流れるにSEKAI NO OWARIさんの「RAIN」。そこからきっと勇気をもらうことができると思いますし、心を揺さぶるものがあるんじゃないかと思います。映画を観る前の日よりも、ちょっとだけ明日が楽しい日になる、そんな希望に満ちあふれた魅力的な作品だと思っています。最後の最後まで楽しんでもらえるとうれしいです。

Fukaseさん:
今回、チームメアリの一員として制作に携われたことを、すごく光栄に思います。また、実際にアニメーターさんたちが絵を描いている姿を見せてもらい、チームとして主題歌を作りました。チームメアリと呼んでもらえてうれしく思います。作品も、ワクワクしますし、大人が観てもすごく背中を押される作品だと思っています。それを僕たちの曲が後押しできていたらうれしいです。

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